こどものはり

刺しません!



なでる・たたく・あたためる!!


小児鍼(しょうにしん/しょうにはり)とは、通常の刺入させる鍼ではなく、主に接触させるためだけの特殊な鍼を用いて行う日本独自の鍼治療です、関西、特に大阪では盛んに行われています。
小児鍼にも様々な種類の流派が存在しますが、その多くは皮膚をなでさすったり、軽くトントンと叩いたりする程度のやさしい刺激で治療するものが主流となっています。
東洋医学では、人の身体は臓腑と経絡(気の通り道)を運行する「気」が、過不足なくスムーズに全身をめぐっている状態が健康であると考えます。乳幼児期はこの「気」が旺盛な時期ですので、鍼に対する反応が大人とは比較にはならないほど良いため、鍼を刺さずに なでさするくらいの刺激で充分効果があるのです。


小児鍼のメリット

①痛くない
②治療時間が短い(5分程度)
③薬のような副作用を気にしなくてもよい
④継続することで健康維持に効果がある


年齢対象

乳児(生後1,2ヶ月)~小学校低学年くらいとなります。
(高学年でも効かないわけではありません)
乳児のお子様の施術は、保護者様に抱っこしていただいて行います。


適応症状

かんのむし、夜尿症(おねしょ癖)、寝つきが悪い、下痢・便秘、食が細いなど。
その他にもいろいろありますが、かんのむしは特に昔から小児鍼が得意としてきた症状です。
かんのむしとは、イライラして落ち着きがない、怒りっぽい、奇声を発する、夜泣きがひどい、といった小児の精神性症状の総称とされています。現代医学的な症状名では小児神経症に近いと思われます。